成長期に食べ物をよく噛むことは脳機能の発達を促す

昔から口癖のように親から言われていた。
「食べ物よく噛んで味わって食べなさい。」
そんなこと言われなくても分かっている。よく噛んで食べると、唾液がよく混ざって胃や腸が消化しやすくなる。三大栄養素の消化役は消化酵素なのです。炭水化物のアミラーゼ、たんぱく質のプロテアーゼ、脂質のリパーゼです。ゆっくり食べてよく噛めば噛むほど多く酵素は分泌される。胃や腸など内臓で栄養を吸収できるようになるわけだ。食べたものがすべて身に付けば健康になれる。
 こんな理屈はよくわかっていても、おいしいものは早く沢山食べたい。よく噛んで食べることを忘れていた。若いときは内臓も健全に働いているし、消化酵素や体内酵素の分泌も多いのだが、酵素は有限なのです。年取れば酵素も減って消化も不十分になってくる。
 ゆっくりよく噛んで食べること。
東京医科歯科大学が「成長期に食べ物をよく噛むことは脳機能の発達を促す」ことをマウス実験で確かめた。餌を噛まないマウスは記憶にかかわる神経細胞が減り、忘れっぽくなる。認知症予防の足掛かりとなる。噛まないマウスは恐怖や痛みを忘れやすいし記憶にかかわる「海馬」の神経細胞の数が半減した。加齢で噛む働きが衰えるのを防げば、認知症を抑える可能性がある。
「噛むこと」に、こんな利点がわかれば、もっと食事が楽しくなる。
脳機能の発達、ボケ防止、脳神経の減少防止・・・。
 

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