健康談義 2016/09/23
噛む噛むEvery Body 

 
世のお母さま方に一言申し上げたい。
順番を間違えていることが多いのではないでしょうか!?
何が?と言えば、当然のことお子さんのことになる。
よく話題になることだが・・・
子どもの背が伸びない。運動はしているのによく食べるのに・・・。
ちょっと立ち止まって考えよう、決して遅すぎることはない。

 昨年、胃がんで胃を全摘した。あるべきものがなくなって、初めてほんとのその有難さがよ〜くわかったのです。暴飲暴食苦しんだ数々の出来事を思うに、なくなればその苦しみがなくなるのでは・・・。そんな単純なことでは決してかたずけられない。テレビなどでおいしそうに食べている人の顔を見ると、うらやましくて仕方がない。あんなおいしいものを食べて旅行をして豪華な旅館にでも泊まってみたいものだ。胃がないと何もできない。何事も健康があってこそと、ただ辛抱するだけなのです。少しだけ食べられるだけでも幸せです。いまは我慢しなければと、つくづく思うこの頃です。
 手術から1年少々経って、ようやくリハビリで、復調の兆しをつかんだ感じです。転移していない初期だから、抗がん剤は飲まなくていいと、医者に言われ、日ごろ運動していたので、きついリハビリも簡単に、こなすことができる。自分にはハンデにはならない、自信満々でした。この自信が途中で何度もくじれかかった。ちょっと食べ過ぎると気分が悪くなる、悪いほうにと考える。気持ちが滅入って沈みがちになる。「弱り目に祟り目」というか、あーしないで、こうすればよかった。こうしなければ…と、いろいろ考えるわけです。
ようやく、いまわかった結論は、”よくかむ、よく噛んで食べる”これがリハビリの一番の基本だということです!「当たり前だ!」とか、そんなこと言わないでも、よくわかっている、と言わないでください。これがほとんど実行されていないのです。

 「よく噛むということ」を、昔から30回噛んで飲み込むとか、いわれているが「実行すること」が、すごくむづかしい。何度も挑戦した人があるでしょう。食べているときに、すぐ忘れてしまうのです。噛んでいると、ついつい次の食物を口にいれてしまう。若いときの早食いの癖は、ゆっくり食べているつもりでも、すぐに忘れて早く呑み込み、次に箸が進む。おいしものとか自分の好きなものになると、その傾向が必ず高くなる、食べ過ぎとか、不消化、、胃弱とか胃潰瘍とか、ゲップがでるとかの不愉快は、これが原因になる。万病のもとがこれなのです。
 30回数えることが面倒だし、噛んでいたらすぐに回数を忘れる。たべものが粒ではなく、元の形がなくなって、粒とかジクとか芯がなくなれば、飲み込んでいい。食べ物の甘み、うまみが口中に広がる。それだけを舌で感じて、はじめて飲み込むことにする。わかっていても実行することが難しい。この噛み方で食べさえすれば、「からだも丈夫になり、背丈も伸びるし、勉強もよくできるし、花粉症やアレルギーはおのずと逃げていく」。
 いまリハビリの原点は’よく噛むこと’と、これに尽きる、よくわかったのです。77歳で、ただ老いるに任せ、さび付いていく身体を立て直すことにだけに一生懸命の男が、改めて感じて得たことだから、決して間違いはないでしょう。

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