わたくしの海の畑

 みな、出て行ってホットしました。誰もいない家にたった一人でいると嬉しくなります。いつもは私が一人です。孫が来るのは一年に一度です。
静けさは最高です。私は何時もここで人生を楽しみます。贅沢なので、とても申し訳なく思うのです。それほどに贅沢な環境です。
3時間したら、帰って来ました。直ぐ、アジ刺です。大皿にテッサのようにして、アジの刺身を並べていくのです。40から50匹の刺身が並びました。早速、食事です。

 私が帰った後に沢山ウニを採ったらしく皿に一杯のウニでした。黄金の色に輝いていました。ウニは取り立てでないと美味しくありません。それとなまことあわびです。まったくこの上のない贅沢です。しかし、食べきれません、それほど多かったのです。それと亀の爪という、食べたことがないようなものを湯がいて並べているのです。しかし、これが、旨いのです。甘いのです。実は、私も知りませんでした。これは皆で全て、完食です。最高でした。そうそう、大きな渡り蟹を一匹、捕って来たのです。大きい渡り蟹なんか初めてなので、どんな食べ方にしょうかと考えましたが、結局、湯がいて、普通に食べることにしました。イカも一匹入っていました。照明灯の下なので、何が来るか解りません。今日は蟹です。台風が来ると穴子が浮いたりするのです。浮いた穴子を網に入れるのはコツが要ります。台風の日は面白いことが起きます。彼らは皆食事が済むと直ぐ爆睡です。そのまま、次 の日の10時まで寝ていました。私は朝3時に起きて、トイレに行って、タブレットをして、静かな夜を楽しみました。

 朝めしは10時、味噌汁にごはん。デザートにブドウ。彼らは、海水浴に行くといって出掛けました。私は、前日魚市場に行って、駄目だったので今日は遅れまいと行ったのですが、T6日までお盆休みということでした。いつものオバサンのところに再度行ってみたら、久しぶりにオジサンが出てきたのです。いつもの野菜を、これ全部貰いますといったら、そこにあるもの、きゅうり、茄、カボチャが5個、まとめて、20個、全部で200円。それから、スーパーへ、鯛、鮹、マグロの刺身、ワカメ、生姜、あさげの味噌汁、オハギ、パン、ケーキを買って。暫くしたらみなが帰って来ました。お腹が空いたらしく、父親が即席ラーメンをして食べさせていましたから私も、ひと口だけ口に入れましたら、案外美味しいと思いました。食事が終わったら、夜の釣りの準備です。私も行くことになりました。椅子を持って行ってくれたので、私は椅子に座って釣りをしたのです。楽でした。私は座るやいなや、30匹釣りました。孫はガシラを3匹、孫娘も5匹釣りました。夜ご飯は昼買っていた刺身を美しく並べていてくれたので、それに、炊飯器のあつあつのごはんで食べました。他はきゅうりの浅漬にトマト、昨日のそーめんつゆが残っていたので、そーめんだけ新しく湯がきました。 婿が私が作ったつゆが旨いと言うので、皆も旨いといって一瞬になくなりました。2階からのクーラーが効いて、家全体が冷えて、最適になりました。最後にオハギを食べたら、彼らは、また爆睡です。私は朝3時に起きて、薬を飲んで、ゆっくり時間を過ごしました。また、ベッドに横ばいになると、いつの間にか、眠ったようで、10時に起きて台所に行くと婿さんがテレビを見ていました。朝食の準備にしようかと相談しますと、0Kだったので、早速取りかかりました。婿は、アジの刺身とガシラの刺身に取りかかりました。私は、ワカメとアゲと豆腐を入れた味噌汁。彼らは私のみそ汁を喜んで呉れるのです。

 甘いケーキを買っていたので、それを食べて、そのあと、きゅうりと茄が沢山あったので、それで朝漬けを作って、持って帰らそうと思いました。娘が喜んで手伝ってくれました、切って、浅漬の元を入れて、ビニール袋に入れて、軽くもむだけで、終わり。茄も同じようにして作りました。今日は食べれませんが明日から大丈夫。婿が多分喜んでくれると思いました。買って来た袋に小さいカボチャが入っていたので、それを調理しておこうと思い、味は期待してなかったのですが、驚くほど美味しいカボチャだったので、新しい発見でした。あまり食べたら、昼飯がおいしくなくなるので、ひと切れだけで止めました。皆、旨いと言ってくれたので、今度そのカボチャに出会ったら、買うようにしょうと思いました。孫が「波が治まったよ、静かになったよ」と言って呼びに来たので、見ると、本当に静かなのです。波がおさまると透明になるので、底がよく見えるようになるのです。10分たって、アワビ一個持って帰って呉れました。家の直ぐ下です。婿も入りたくなったのでしょう、直ぐ準備していました。いつの間にか、娘も行ってしまいました。まあ、私でしたら来年の為に、適当に残しながら取るのです。何故かというと、そこは、私にしたら、私の海の畑なのです。アワビが欲しいと思ったら、直ぐ捕れる、自由な海の畑です。そんな自由さを大事にしたかったのです。こんなことは、誰にも解らないでしょうが、私には、大事なことなのです。何時でも捕りたい時にアワビが採れる。そんな生活がしたかったのでいつも、取り残します。それを知らない二人が喜んで取ると、捕れるだけ捕るでしょう、しかし次の日の為に、適当に残しながら取るようにしてもらえたらと思ったのです。明日の夜までいるといっています。それ迄に、何をご馳走しょうかと思いました。私の味を婿は喜んで 呉れています、孫はまだどうか分かりません。今のところ美味しいと言ってくれていますが。私の好みを喜んで欲しいものです。私の家族は母親の影響が強く、誰も魚が嫌いなので す。魚が嫌いだなんて不思議なことです。これが残念でなりません。辛うじて、婿さんが好いてくれるので、孫に期待しているのです。魚を楽しんでくれると、この海の家が活きます。このように場所のいいところは、だいぶ探しましたが他にありません。それほど、素晴らしい環境なのです。何より、隣がありません。正面から、太平洋の海流が真っ直ぐ入って来るので透明です。ですから、アワビ、伊勢エビが住むのです。私はアワビは一日に2個でいいのです。それ以上いらないのです。そんな生活が好きなのです。ナマコに、ウニもそうです。奈良に居たら、考えられないことばかりです。いつも縄文人になって生活して来ました。昔のようなことは今は体力的にできないのですが、孫に話しはできます。興味がありそうで、喜んで聞いてくれています。

 私は彼らを置いて先に奈良に帰りました。私の荷物はほんのちょっとなので、簡単です。しかし、考えて見ると、高速を夜走るということは、結構、難しいと思いました。一瞬一瞬に、どっちに行くか判断を迫られるのです。ぼやっとしていると、通り越してしまいます。左や右にどれだけまがるか分かりません。出口が一杯あるからです。それを全て覚えていないといけません。全ての車が時速100qを出しています。自分だけノロノロは許されません。ですから、瞬間の判断が必要で難しいのです。よくぞ無事、運転して帰れたなあと思います。



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